2023.10.02

困難女性への公的支援

ここ数年、男女共同参画やDVなど、男女の平等にかかわる千葉県の会議の委員を複数担当しています。
これらの会議で様々な分野の専門家の方々と議論を交わすことは、この問題についての視野を広げる貴重な機会であると感じています。

分野によっては男女の平等は飛躍的に改善されていると評価できるものの、一方では旧態依然とした価値観が未だ横行し、その中で困難に直面する女性が多いのも事実です。
困難を有する女性への公的な支援は、現状では十分とは言えません。
また、困難に直面したときに頼れる「自前の資源」の多寡には大きな個人差があり、その差は拡大傾向にあると感じています。

来年4月1日施行予定の「困難女性支援法」の4条には、「国及び地方公共団体は、前条の基本理念にのっとり、困難な問題を抱える女性への支援のために必要な施策を講ずる責務を有する」とあります。
支援のための施策が拡充されるよう、私も上記のような会議を通じて、微力ではありますが声を上げていきたいと思っています。


(文責:永嶋)