2015.01.22

法科大学院

   法科大学院で授業を受け持たせていただくようになって、もう数年になります。クラスの雰囲気や年齢層は学年によって様々ですが、一様に感じることは、やはり受講生の熱心さですね。
   多くの受講生は、大学の学部の履修を終えた直後に法科大学院に入学してくるため、年齢としては20代半ばということになります。その人生の貴重な時期に、時間とお金を投資して勉強しようという方々ですし、わが業界も就職難が指摘される中、それでも法曹を目指そうという志のある方々ですから、それは受講生の意気込みもかなりのものがありますし、そのような意気込みやそこから来るプレッシャーを授業をする側である僕もひしひしと感じることがあります。
   月並みではありますが、刺激をいただいているということは、授業をする側である僕にもよい作用が働いているということであり、そうした意味で、僕自身も貴重な経験をさせていただいていることに感謝したいと思います。
   最後に、僕が関わることとなった受講生の方の多くが、それぞれが望む進路に進めることを心から願っておりますし、そのために少しでも僕がお役に立てればと思います。

(文責:土屋)